«かぎりなくとおくへ»

どっか遠くに行きたいと思った。

でもいざ遠くに行ってみて
誰も私のことを知らない土地で
私はどうやって生きていくことが出来るのだろうか。

結局
此処に居る人たちの声を求めて
夜通し誰かに電話したりメールをするのだろうか。


でもそれは
行ってみてどうかという話しで
此処でそんなこと考えてもなんも始まらないなと思った。

遠くに行って
何をするんだろう。
また一からスタートすることができるのか。

それさえも
想像できない。

耳鳴りがうるさい。
でも、どうせならこのまま
何にも聞こえなくなってしまえば良いのに。

話すことも必要じゃなくなればいいのに。

ちょっとそんなことを思った。