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あの人にとって わたしはもう
元気付けられるだけの力をなくした ただの人
どうしようもない もはや 塊
こんなわたしの言葉も気持ちも
あの人へ届く前に
腐って萎み地面に落ちていくのみ
力なく風に攫われる紙人形のように
よそ見したわたしがつまずくのを見て 心から楽しそうに笑ってくれるなら わたしが君の隣に居る意味も 形となって生まれたような気がする
君を支える手をさしのべる前に わたしを支える手がさし出されてる
儚い想いが消えてく前に 伝わる君の温もりを 握り返すことに精一杯で
その手に甘えて また わたしは 君を 傷つけてはいないだろうか
永遠を望むかわりに 今に現実味を帯びさせて この肌に焼き付けたい
君の隣に居ることが 夢ではなく 現実なんだと 感じたい
ぽつぽつ 灯る綺麗な言葉たちぽとぽと 落ちる美しい想い出たち薫る 匂いは君の心にも 届いているだろうか
去年の今頃は と過去を振りかえって 歩くことを辞めないで
来年の今頃は と未来を見据えて 自分のために道をつくって
君の力になることが出来なくても君のために願うくらいはさせて欲しい
それさえも 君にとって苦痛になるのならもう 何も思わない振りをするから
君のため 歩んできた道のりが今の君を 歩かせなくしてるのかな
立ち止まらないで 振り向かないで時は動き出している
恐がらないで 泣き出さないで続く道は暗いとは限らない
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