«この おもい»

恋愛て呼ぶには



まだ拙い恋なんだと思う



いつか愛にかわるまで



ずっと笑顔でいてくれますか

«夢 花 2»

夢は夢でなくなり



現実味を帯びて掌に落ちてきた



儚く薫る雨の匂いに



消されず残るこの温もり



指の間をすり抜けて



辿ってきた道にひたひたと跡を残す



美しく輝くその滴は



醜く淀む私の軌跡には似合わない



それでも救い上げようとする手を



止めることも出来ないでいた

«夢 カラ 醒 メタ 夢»

夢の中に居ることを



この現実で感じさせて



夢から覚めていることを



この現実で感じさせて

«夢 花»

夢よ　夢よ　花となれ



現実で咲き散り



香りを残せ





残り香頼りに



また夢に溺れさせて

«どれも 自分»

夢に溺れそうな自分と



冷たい現実を諭す自分



間に挟まれ



歌を歌う自分